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date2015年3月5日

Vol.1 就活アウトロー採用参加者のその後|粟生馨奈子さん

第1回目は都内のIT企業ではたらく、粟生馨奈子さん。アウトロー採用には0期生として参加し、早い段階で内定を決めました。入社3年目を目前に、現在の様子を聞いてみました。


アウトロー採用に参加したきっかけ

大学では4年間情報工学を学び、卒業後は研究室に残って1年間音響効果増幅の研究を続けていました。はんだづけが得意だったこともあって、卒業後は「はんだづけカフェ」※でアルバイトをしながら就活をしていました。研究生のときから少しずつ始めてはいたのですが、本格的に就活をし始めたのは卒業後ですね。
※はんだづけカフェ → 電子工作のための道具や場所がシェアできるオープンスペース。
最初はいわゆる普通の就職活動をしていました。スーツを着て、説明会に行って、ESを書いて、面接を受けて。すごく嫌でしたね。アウトロー採用の存在は就活のことを相談していた大学の先輩から教えてもらいました。「今のままで違和感あるならこれ参加してみたら?」って。そもそもスーツで説明会や面接に行くこと自体、理解できなかったし、みんながみんな面接でテンプレート通りの返事をしているのを聞いていると、どんどん気持ちが萎えてきて…。そんな気持ちで臨むので、当然採用にはならず。そんなタイミングでアウトロー採用を知ったので自然と興味がわきました。

参加してみて

今働いている会社と出会うことができて、マッチングがとれて、就職できたこと。それが最大の良かったことだし、アウトロー採用に感謝している部分ですね。あとはアウトロー採用に集まっている人たちを見て、「今の就活気持ち悪い!」そういう風に考えている人たちが一定数いることがわかったのも嬉しかったかな。参加企業についてはアウトロー採用のコンセプトに対して前向きな企業がいるってこと自体、喜ばしいことだと思っていました。すいません、偉そうに(笑)。みなさん本当に就活生との交流に積極的で、しっかり話を聞いてくれる方が多かったですね。そういえばわたしが他の採用サービスを使って面接を受けた企業の方が、参加企業としていらっしゃっていたのを見たときは驚きました。この企業はこういうスタンスでの採用もやっているのかと。企業側も色々大変だなって(笑)。

今の会社を選んだ決め手

ディスカッション後の説明会に行ってみようと思ったのは、ただの勘です、本当に。直感的にここの説明会に行こうと思いました。タイミングが良かったのもありましたけど。実際説明会に行ってみたら堅苦しくない説明会の雰囲気がすごく良くって、来ている社員の方も個性的な人が多くて刺激的でした。その後個人的に社長にアポイントメントをとって、お話させていただきました。そこで改めて話をしてみると、社員の成長に重きを置いている会社なんだなって強く感じましたね。元々大企業で働くことの歯車のような感じがすごく嫌だったので、個人の成長を重視してくれて、自分のアイデアを言いやすい環境には魅力を感じました。わたしが向いている方向と、同じ方向を向いている会社だと思っています。企業と就活生って対等な立場であるべきですよね。けっきょく対等ではなく、アンバランスな関係なっているから就活生は委縮してしまうし、自分の考えを言うことができなくて、テンプレート通りの回答になってしまうと思うんです。それってつまり、その人らしさなんて、出せるわけなくて、だからこそマッチングがうまくとれない。対等じゃないとお互いは見えてこないと思うし。わたしが今働く会社は、対等と言うべきかわかりませんが、少なくとも委縮して、自分の意見が言えないなんてことはないです。嫌だったら嫌だっていうし(笑)。わたしはやりたいようにやるだけ。わたしの成長に会社が合わせてくれればいいって思ってます。

今の仕事について

入社した当初から「こんなはずじゃなかった!」というようなギャップもなく、自然体で働けています。1年目から外部の企業にSEとして出向していたのですが、出向することも入社前に聞いていましたし、とくに抵抗はなかったです。出向先も働きやすい会社が多かったですし。今はクラウドコンサルティンググループという部署に所属しています。このグループはまだ立ち上げて間もないグループなので、今後展開していく新規事業の準備をしている段階です。所属部署の仕事以外でも自分のやってみたいと思ったことが、しっかりプロジェクトとして、カタチにしていける環境にあります。新規事業を検討するブレストの時間を利用して、提案した事業も現在進行中です。自分の趣味である服作りを通じて、こんなサービスがあったらいいなと思って提案したんです。そしたらみんな話にのってくれて、事業化しようぜ!ということに。詳細はまだ言えないんですけど、このサービスは自分と同じ趣味の人たちだったら、グっとくると思います、たぶん。そういう意味では現状自分の業務には満足していると言えます。まわりにいる個性豊かな社員たちからたくさんの刺激をもらいつつ。

個性について

変わった服装だったり、珍しい趣味をもっていたり。そういうものが個性って言われることが多いですけど、個人的にはちがうと思っています。わたしの考える「個性」って、個人の「考え方」のことだと思う。今までやってきた仕事であったり趣味であったりが、その人を形作るとは思うけど、それはただの仕事、ただの趣味であって、個性ではない。そう思っています。そういったことに影響を受けて、考え方が変わっていくことが個性になっていくんじゃないかな。だから何も考えてない人は本当につまらないなって思う。考え方というか、考え自体がないわけだから個性もないんです。今の会社の人たちは、みんなモノゴトをよく考えている人たちが多いからおもしろいです。

仕事をするうえで心がけていること、楽しいと思う瞬間

うっかりミスをなくしたいですね。わたしけっこう抜けているところがあるので…。楽しいって思う瞬間は、機能の設定書のフォーマットをすべて揃えて完璧に仕上げたとき。もう最高に楽しいです。伝わりづらいと思うけど。そこかよ!みたいな。
今までお客さんと直接接する仕事が少なかったのですけど、今やっている仕事では、お客さんと接することも多くなってきています。まだ至らないことばかりで、その点に関しては楽しいって思う余裕はちょっとないかな。あとは出向先の近所にある美味しいものを食べているときは楽しいですよ。仕事じゃないけど。 神楽坂が一番お気に入りの出向先です。親子丼また食べたい。

今後の展望

立ち上げたばかりの新規プロジェクトを最後までしっかりやりきりたい。新規プロジェクトと平行して、入社時から続けている仕事も数多くあって、正直なかなか手が回らない状況です。マルチタスクで業務を進められるようになるべきですね。うん、それは絶対ならなきゃいけないです。プライベートな面では、もう好き勝手やっているので。そのときやりたいって思ったことは我慢しないでやっています。これからも好きにやっていきたいですね。今すぐやりたいことは、家の掃除くらいかな。
キャリア解放区に関してはたぶんこれからどんどん大きくなっていくと思うんです。東京以外での開催であったり、スタッフも参加者も参加企業も増えていくでしょうし。だけどわたしが参加していたときから大きくブレてほしくないって希望はあります。実験的なサービスだと思うので色々なやり方を模索しているなかで、良い影響も悪い影響も受けていくと思います。でもそこをうまいこと吸収して、噛み砕いて、血と肉にしてやっていってくれれば、0期生としてこのプログラムを利用していたわたしとしてはすごく嬉しいです。すいません、偉そうに…。


粟生馨奈子さん(あおうかなこ)

電気通信大学を卒業後、音響効果増幅の研究を続けるため研究室に一年間在籍。研究室卒業後、アウトロー採用を経て2013年4月IT企業に就職。クラウドソリューショングループを経て2013年7月よりクラウドコンサルティンググループに在籍。現在新規プロジェクト立ち上げの中心メンバーとして奮闘中。趣味は裁縫と散歩。

Vol.2 就活アウトロー採用参加者のその後|位川悠一さん

第2回目のインタビューは、IT企業ではたらきながら、小説家を目指す位川悠一さん。就職して間もない位川さんは、入社に至るまでの考えを、彼らしい語り口で話してくれました。